~・一芸は道に通ずる・~

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夜中――― 「ねえ…濱田」 「あふっ…真守…口に入れたまま…喋るな」 真っ裸でスタンバイしてくれてた濱田が『縛るのは嫌だ』って言うから、仕方なく縛らずに練習中なんだけど… 「濱田の精力の強さに感心するよ…」 だって、今さっきでもう10回目だからさ。 「真守とだったら…まだまだイケるよ…」 なのに濱田は衰え知らずだ。 「いいかげん、俺も…お口が疲れちゃった…」 「むっは~ん♪今のセリフ…キター!!」 「どんだけ元気なんだよ…なんかヤバイの飲んでるのか?マムシの生き血とか」 目の前では、へにゃることを忘れた極太サラミが一気に“きをつけ”をしたまま腹にくっついた。 「相手がこの世で一番好きな真守だからね。その真守の超絶テクを味わい放題なんだよ?俺、世界一幸せかも~」
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