~・一芸は道に通ずる・~

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ほら、また… 人畜無害な人懐っこい犬のような顔で笑う。 嫌いじゃないんだ…この笑顔。 嫌いどころか、可愛いから好きなんだよね。 「もう…熱いっ!」 俺はズボンを脱いで褌一丁になり、濱田をドンと押した。 濱田はうっかり声が出そうになったのを手で押さえ、バランスを崩し仰向けにベッドに倒れこんだ。 俺はベッドをミシッと軋ませて立ち、濱田の胸の辺りまで行くと、濱田の体を跨いで立った。 「濱田、熱い…」 俺がそう言うと、濱田は『みたいだな…』と下から見上げ微笑む。 「こんなになってたんだ。触られてもいないのに…」 腕を伸ばし、曲線からそれることなく褌を指でなぞる。 まったく、嫌になるよ。 これだけのことでゾクゾクしている自分が… 「当たり前だろ?あれだけ味わってるんだから…」 「じゃあ今度は俺が真守を満足させてやる番か?」 「満足するかどうかは、濱田次第だ。手を抜いてみろ…俺に指一本、触らせてやらないからな」 「えぇ~!?厳しいなあ…」 そう言って笑いながら、濱田は俺の褌をはずした。
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