~・一芸は道に通ずる・~

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「綺麗だ…真守…」 俺の足を撫でながら、うっとりした目で俺を見上げる。 ああ…俺は堪らなくこの目を己だけに向けたくなる。 誰も見るな… 何も見るな… 俺だけを見ていろ… 「濱田ぁ…熱い…触って…」 「ほら、おいで…真守」 俺は膝をつき座ると、濱田の頭上へと身を投げ出す。 「あっ…ふ…」 「真守ほど巧くなくて、ごめんね」 フルフルと体を震わせながら、俺は腹の下の濱田の技巧技に声も出ない。 「へ…た…じゃな…」 「そっか…よかった」 だから、そんな優しい声を出すなよぉ… 触れる指だって、舌だって… 熱をおびてはいるが、いつだって優しい。 抱き締める腕は、初めて抱かれた時より逞しく力強くなったが、ずっと変わらずあたたかく優しい…。 「は…まだ…」 「ごめ…痛かった?歯が当たっちゃって…切れてない?」 「バカ………違う」
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