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「真守以上に俺のことを好きになってくれる人間は、きっとこれから先も一生現れない…俺はそう思ってる」
「どんだけ自惚れてるんだよ?」
「俺が自惚れてしまうくらい、真守が俺のことを好きでいてくれてるんだ…きっと真守は自覚ないだろうけどね」
呆れる俺を自信満々な目で見上げながら『本当だよ…』と幸せそうな顔をする。
「真守が俺を世界一幸せな男にしてくれてる…」
「そっ……な、飛躍させ過ぎ」
濱田の目を見ていられず、俺は顔を背ける。
「俺は一生真守といたい…だから卒業したら、本気で真守の執事兼ボディガードになりたいな」
「ちょ…」
「本気だよ…本気の永久就職」
嬉しい反面、『こんな簡単に一生を決めていいのか?』と目の前にいる濱田に聞きたいのに聞けない。
「真守?」
「早く濱田が食べたい…」
ペロリと自分の指を舐め、濱田を促す。
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