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濱田は俺を押し倒し足を上げると、双丘へ口づけを落とし、谷間の深い穴の奥を味わう。
痙攣を起こしたかのようにピクリピクリ震える俺を見つめながら、俺の体から“意地”をほぐしていく。
「真守…いい?」
そしていつも聞くんだ。
『いい?』って…
がむしゃらに、俺のことなんてお構い無いなしで突き進んだっていいのに。
でも濱田は、一度だって俺の嫌がることをしたことがない。
もしかすると、本当は濱田には俺の全てが見えてるのかもしれないな…。
“意地”で固めた中の俺の姿が。
「いいよ…濱田を…食べたい…」
嬉しそうに唇をゆるめ、ゆっくりと俺に食べさせていく。
余裕のない顔をしているくせに、必死に抑えているのか、眉間にシワが寄っている。
「真守…真守…」
何度も名前を呼ばれ頭がクラクラしていくのがわかる。
しっかりしろ…しっかりしろ…俺…
「真守…好き?…俺のこと…好き?…」
そして今日も俺は、聞こえないフリをする。
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