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「何人もの進化しきれてない、万年発情期の原人達が、『ビロードのような舌に包まれる至福の一時をせめて妄想だけでも』と思ってる顔を見るのが嫌だ!真守で妄想していいのは俺だけ!他の奴らに見せたくない!」
濱田は膝まずくと、俺の胸に顔を埋めてしがみつき、顔を擦り付け『嫌だ嫌だ…』を連呼する。
「もうエントリーしたからには取り消せない、諦めろよ」
「うっそー!?な…なんで相談してくれないんだよ…」
「は?『出てみようかな?』って言っただろうが!」
「いつ?」
濱田の問いに少し思い出すように考える。
「えっと……三日前の夜。濱田が俺のピーチをねっとり味わってる時。覚えてない?『おいぴ~♪』って俺を解してズクズクにしちまってたあの時だ」
「うっ…そんな時言われたって耳に入んねえ~よぉ!」
泣きそうな声で叫ぶ。
「舌の先から脳がドロドロになるくらいトロケてたんだそ!あんな可愛いオクチにチュウして閉じている花を優しく開いていく至福の時なのにぃ…大好きな時間なのにぃ~」
いや…俺も気持ちよくて大好きなんだけどね。
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