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人の気配に慣れた頃 龍はもう 中学3年生になってたいた。
姉は高校を卒業して 県外に就職 団地には 母と龍の2人で過ごしていた。
その頃 学校では 怖い話しや コックリさんなどが流行っていた。
「龍 仰向けに手を組んで 死んだ人みたいに胸において 北枕で寝ると 金縛りにあうんだって。今夜 やってみない?」
彼は 親友の大林真明で 龍自信 霊感がある事を 自覚させるきっかけを作る事になる。
「やるのは良いけど 本当に金縛りに遭ったら どうすんの?」
「お経でも唱えれば良いんじゃん。」
「簡単に言うね。」
その日は金曜日で 次の日学校が無いので 普段からラジオの深夜放送を聞いていた。
(金縛りかぁ…試してみようかなぁ…)
龍は 手を組み胸元に置き 北枕でラジオをかけたまま 眠りに着いた。
どれくらいの時間が経っただろうか?ラジオから 宗教の話しが聞こえてきた。
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