aogami

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(…今日はダメだ。あの子がもうすぐ帰ってくるんだ。) 先生の声が聞こえた。 (すぐに終わらせるから…我慢出来ないんだよ。) 見知らぬ男の声。 一体、何をしている? それから衣擦れの音が聞こえたかと思うと、あの、猫の鳴き声のような女の艶かしい声が再び僕の聴覚を支配した。 (…今日は随分、締まるな?何かあったのか?) (はあっ…別に…。) 僕は耳を疑う。 確かに今、女の声が先生のものに変わった…。
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