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「先生の秘密は守るよ。僕を信用して。…先生は好きなんだろ、あの男の事が…。」
ぐさぐさと、僕の心に刃が突き刺さる。
先生を傷つけつつ、僕も傷ついているんだ…。
「あの男とは誰です?君は存在もしない人間を勝手に造り上げている。」
「でも、靴があった。男物のでかい靴だよ。先生のじゃない。」
28センチはあるよな…僕よりも足の大きな男。
背も高いのかな。
「妄想です。…僕は君の考えているような人間ではないよ。食べ終わったら、さっさと布団へお入りなさい。風邪を引きますよ。」
まったく取り合ってくれないんだな。
先生からすれば、物凄く恥ずかしい事なんだろう…。
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