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(ああっ…由良、君が欲しいよ…)
目が覚めると、まだ夜中だった。
僕はまた先生の夢を見ていた。
隣では先生が寝ている。
静かな寝息を聞きながら、僕は痛いくらいに硬くなったそれを手で触った。
「はあっ…先生…」
蒼い髪。
汗で顔に数本張り付いている。
僕を誘う、妖しい眼差し。
「んっ…」
(まだダメだよ、我慢するんだ…)
先生は僕のそれを口に含むと、愛しそうに吸い上げた。
「うっ…はあっ…は…」
…何をやってるんだろう、僕は。
夢と現実の先生は違うんだ。
先生に気づかれないよう、そっとティッシュを取り、拭き取る。
先生は目を覚ます様子はない。
僕はほっとすると、そのうち疲れて眠ってしまった。
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