aogami

33/40
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「君は低血圧だね。僕と同じだ。」 先生はぼうっとした顔で台所の前に立つ僕を見て、笑った。 「顔を洗っておいで。服も乾いてるよ。」 言われるまま、僕は洗面所にのろのろと向かう。 鏡を見る。 …ひどい顔だ。 夏休みの間、僕はずっと先生の事ばかり考えていた。 恋って、体力を使うんだな。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!