もしも、こんな「ミツのあじ」 だったら１

つぎ

４回目のソレが終わって
やっと視線を上げると
優しく微笑んだ天使。

「蜜ちゃん、可愛くてヤりすぎた

……ごめーん」

あぁ

知り合ってからと
付き合う直前と
初めてシちゃった時と
そして、今日と

こんなに幾つものギャップを見せられて

気にならない訳がないな。

「蜜ちゃん、一緒に居てよ」

目尻が下がって
益々、天使のようになった松本さん。

「こんな風にするのはひと月に１回くらいにするから」

キラキラと輝くその笑みに
ちょっと付き合ってもいいかな。