つぎ

6/25
前へ
/28ページ
次へ
ギュ、と摘ままれた鼻。 「ふ、がぁっ」 プッと吹き出す顔さえも美しい。 「なぁ蜜」 ドキンドキンと大きく足踏みする 心臓は松本さんのキラキラフェイスに 悲鳴を上げる。 「早くこっちに越しておいで」 「……ぐっ」 息をするのも忘れてしまうくらい 整った造りの面に ぶっ飛んだ。 ツツー と、伝うソレは松本さんの人差し指を 赤く染める。 「ぶははははっ」 次いで吹き出した松本さん。 「蜜ちゃん、は、は鼻血っっ」 カァっと血圧が 瞬時にアップして 鼻血の勢いも比例してアップ
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1917人が本棚に入れています
本棚に追加