第2章

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………… ……… …… 夕方 ~戦車道総合病院~ (カチッ…カチッ……) みほ「……」 麻子「……」 優花里「まさかこんなことになるなんて…」シュン 華「大野さん、無事だと良いのですが…」 沙織「大丈夫だよ、きっと……」 優花里「カメさんチーム達も結局待ち伏せしてた重戦車に全員やられてしまったみたいです…」 みほ「まさか偶然管理所の電話線がトラブルで抜けてたなんて…」 麻子「話が出来すぎている」 優花里「そうですよ、こんなのどう考えてもおかしいです!」 みほ「……」 華「……」 沙織「梓ちゃん……泣いてたね……」 優花里「確かに、西住殿の指示を無視した結果ですから余計に辛いですよね……」 華「あんまり自分を責めないといいんですが…」 みほ「……」グッ… 沙織「みぽりんもあんまり思い詰めちゃダメよ?」 みほ「あ、うん。ありがとう……」 優花里「西住殿は何も悪くないですよ。」 みほ「うん、でも……」 華「でも?」 みほ「隊長として私の判断は正しかったのかなって……。結果的にみんなにあんな辛い思いをさせちゃって……」 優花里「西住殿……」 …… …… (ガチャ……) 看護婦「では、そのようにお伝え下さい」 柚子「ありがとうございました」ペコッ …… …… 優花里「あ、どうやら終わったみたいですよ?」 華「結果を聞きに行きましょう!」 …… …… 沙織「あのっ……あやちゃんは大丈夫なんですか!?」 みほ「……」ギュッ…… 柚子「うん、検査の結果は大丈夫だって。肩の打撲と軽い脳震盪で、もう意識も戻ってるから今日中には帰れるだろうって。」 沙織「……」ホッ… 華「良かった……」 みほ「……」ヘナヘナ……ドサッ 華「みほさん!」 みほ「あはは……なんか急に力が入らなくなっちゃって……」 麻子「まったく、寿命が縮まるな」 優花里「同感です……」
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