色とりどりの女の子

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「おはよ。 ちゃんと起きれたんだ?」 「あっ・・・、おはよう!」 寝起きのままの顔。 洗顔もヘアブローも終わっていないこの状態を見られた事が少しだけ恥ずかしい。 だけどこれからは、こんなヨレヨレの顔を毎日晒さなくてはならないのだ。 「さっさと顔洗って来いよ。 7時45分には香織が迎えに来るから。」 「えっ!?香織さんが・・・?」 どうやら今日は、私が転入初日という事で香織さんが学校まで送ってくれるらしい。 香織さんは私たちよりも一回りくらい年上のはず。 それなのに望都は、彼女の事も名前を呼び捨て・・・。
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