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「ま、俺はもう準備できたから。
コーヒー淹れておくから、もう洗面所を使っていいよ。」
望都はキッチンへ行き、ガラスジャーの中に入っている挽いたコーヒー豆を計量している。
だけど私は、実はあまりコーヒーが得意じゃなくて・・・。
「ごめん・・・。
私、コーヒーは飲めないんだ。」
せっかく望都がコーヒーを淹れてくれようとしているのに。
彼の厚意を断るのは心苦しい。
でも、無理して飲めないものを飲むよりは、事前にはっきりと伝えておいた方がいいと思ったから。
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