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「待て早まるな。僕はまだ乾ききっていない訂正場所を更にカオスにされることも、まだ乾ききっていないノット訂正場所をカオスにされることも、乾ききっているところを訂正されることも望んではいない」
僕が勢いよく瑠衣華の腕を掴むと、瑠衣華は力任せに筆先を僕に近づけ、僕の頬に付いたペンキの上に塗った。
「中途半端に塗るぐらいじゃったらこうした方がよいのじゃないか。何故こんなことをするのじゃっという顔をしておるな。腹が立ったからじゃ」
一言も二言も多いな。
むしろ喋るな。
むしろ動くな。
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