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「廊下に立っとるか屋上から飛び降りてくるかじゃ。好きなほうを選ぶがよい」
瑠衣華は頬杖を付き、その付いた手で顔を歪ませながら続けた。
「すいませんっ! すいませんっ! すいませんっ!」
一言一言機敏に頭を下げながら謝るてぃあに対し、頬杖を解いた瑠衣華は顎を出して口を歪ませ、とんでもなく人を見下した表情でてぃあを見た。
「まあまあ、瑠衣華の説得力もかなり微妙なレベルだし、生徒会室の扉は外と繋がってるから廊下は無いし、屋上から飛び降りるってのもあれだから、僕の顔に塗られたペンキに免じて許してやってよ。何か理由があるのかもしれないし」
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