第八章

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空「おはようございます、斉藤さん」 斉「あぁ」 空「朝稽古お疲れ様でした」 次の日の朝、いつものよう洗濯をしていると、廊下を最初に通りがかったのは斉藤さんだった 朝稽古の帰りのようで、道着に手ぬぐいをもっている これから水浴びに行くのではないだろうか 空「斉藤さん、今日ってお暇ですか?」 斉「暇、ではないが多少なら大丈夫だ。何かあるのか」 空「えっとですね、お願いがあるんですけど...」 斉「何だ?」 空「お忙しいところ悪いのですが、私と...手合わせしていただけないでしょうか!」 .........。 沈黙の時間が流れた 斉「俺と?」 空「そうです。やっぱりご迷惑ですよね、すみません」 斉「いや、構わない。俺で良ければ付き合おう」 空「ほんとうですか!?ありがとうございます!」 斉「俺に手合わせを頼んでくるのは総司くらいのものだからな。さっきは驚いたんだ」 空「いえ、そん「僕がどうかした?」」 今までと違う声が聞こえて後ろを振り返ると、そこにいたのは沖田さんだった
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