第二章

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空「すみません、団子お願いします」 女「お待ちおくれやす」 先程の女性を呼んで団子を頼む 待っている間、何故か多くの視線を感じた。何か変、なのだろうか 暫くすると団子が運ばれてきた ツヤツヤの蜜が餅にたっぷりとかかり、とても美味しそうだ おいしい!思わず気持ちが和んだ。甘さとしょっぱさがいい感じで、餅もとても柔らかい あっという間に2本食べ終わってしまった ごちそうさまでした、と手を合わせる さて、これからどうしようか これだけ証拠が揃うとタイムスリップが1番しっくりくる。帰り方はわからないのだからしばらくはここで生活しなくちゃいけないだろう 別に帰りたくないけど それに、お金もないからとりあえず今日の宿と働き口を見つけないと生きていけないってことか 女「おおきに!またおこしやすー!」 店員さんの元気な声に送られて街へ出た ブラブラと街を歩きながら考える 基本的になんでもできるくらいの教育は受けているけど、それは現代の話でこの時代のことはほとんどわからない
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