第二章

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空「ただいま戻りました」 橘「準備はもう大丈夫ですか?」 空「はい、よろしくお願いします」 橘さんの後に続いて街を歩いた。しばらく歩いて1軒の家の前で立ち止まる すごいなぁ、と思う 教科書で見る日本家屋そのものだ。こうしていると違うところへ来てしまったんだと実感した ガタガタと音を立てながら玄関を開ける 橘「戻りました」 トントンと小さな足音が聞こえて奥から女性が現れた ?「おかえりなさい」 橘「空さん、家内の菊です。こちらは空さん、今日からここに住むことになったから頼みます」 空「空といいます。よろしくお願いします」 菊「菊と申します。 自分の家だと思ってね」 菊さんも、橘さんも、とても良い方のように思えた。お邪魔します、と橘さんに続いて中にあがり、廊下を歩いていく 橘さんはある部屋の前で立ち止まった
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