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トントントン
廊下を歩いていると包丁らしき音が聞こえる。菊さんがいるかも知れないと音の方に行く。どうやらそこは台所のようで、菊さんの姿が見えて声をかけようとした
菊「あなた、あんな子のお世話をする余裕なんてあるんですか?」
橘「困ってたんだから仕方ないでしょう」
その時聞こえてきたのは菊さんと橘さんが話す声
思わず廊下の壁に隠れた。ところどころしか聞こえないがどうやらよく思われてないらしい
さっきは気持ち良く迎えてくれたのに
だから、嫌なんだよ.....なんてね
空「すみません」
台所に顔を出すと2人が驚いた顔をした
橘「どうかしましたか?」
空「何か手伝えることはないかと思いまして」
橘「ありがとう。でも大丈夫ですよ。ところで、その...いつからそこに?」
空「今来たところです」
きっとあれは聞かれたくなかった話
何も、聞いていないことにするのが一番いい
橘「そうでしたか」
ほっとしたような表情になる
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