第二章

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菊「あなた、そろそろお風呂に行かれてはいかがです?ここはもう大丈夫ですから。空さんも手伝うと言ってくれている事ですし」 橘「じゃあ行ってくるとしましょう」 橘さんはそう言って台所から出ていった 台所で菊さんと2人きりになる 菊「空さん、改めまして菊と申します。今日からよろしくお願いしますね」 優しそうな笑顔でふんわりと笑ってくれた 今の自分には少し信じられないけれど、でも私をここに置いてくれることに変わりはない 空「こちらこそよろしくお願いします」 ペコリと頭を下げた 菊「ここにいる間あなたに家事を手伝ってもらいたいんだけど大丈夫?」 空「もちろんそのつもりです」 菊「なら早速で悪いけれど夕餉の準備の続きを手伝ってもらっていいかな」 空「はい」 こくりと頷く 菊「じゃあ、ご飯とお味噌汁よそってもらえる?」 現代の知識しかない私でもこれくらいならできる 空「こんな感じでいいですか?」 菊「えぇ、ありがとう。それをあそこにあるお膳に乗せて右隣の部屋まで運んでもらえる?」 お膳は結構重くて隣の部屋まで慎重に運んだ
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