第二章

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置き終わると洗い物が終わったらしい菊さんもこっちの部屋まで来た 菊「これで終わりだからあの人がくるまで待っているんだけど、少しお話しましょうか」 空「はい、是非」 橘「戻りました」 橘さんの声が聞こえて、話を中断させる 菊さんに続いて玄関まで行くとお風呂から帰ってきた人らしく手ぬぐいを肩にかけた橘さんがいた 菊「おかえりなさい」 先程の部屋まで戻るとお膳の前で橘さんが座った 橘「菊はどうする?一緒に食べますか?それとも風呂?」 菊「じゃあ先にお風呂に行ってきますね」 橘「うん、分かった。行ってらっしゃい」 菊さんは部屋を出ていった 橘「空さん、ここで一緒に食べませんか?」 空「一緒によろしいのですか?」 確かこの時代男と女は別に食べたような気がしたんだけど 橘「もちろん。1人で食べる飯は味気ないものですから」 そう言って笑ってくれた橘さんに甘えて、自分の分の膳を運んできた
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