第二章

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「「いただきます」」 夕餉は味噌汁とご飯と煮物 空「美味しいです!」 橘「そうですか、それは良かった」 橘さんは優しく微笑んだ 橘「ところで私は空さんのことをよく知らないのだけど、教えてもらってもいいですか?言える範囲で構わないから」 そういえば殆ど何も言っていない こんな状態でよく家にあげてくれたものだ 空「そうですよね、すみません。名前は空、歳は18。と...江戸から来ました。両親が他界して住む家もなく困っていたところ、橘さんに助けていただきました。本当にありがとうございます」 東京、と言いそうになってしまって口ごもる 橘「困っているときはお互い様ですから」 優しい言葉をもらった それに感謝の気持ちを込めて頭を下げた 橘「よし、じゃあ明日から働いてもらおうと思っていますが、甘味処で働いた経験は?」 空「すみません、ないんですけど大丈夫ですか?」 橘「そうですか、でも簡単な事ですから慣れればきっと大丈夫ですよ。頑張ってください」 空「はい、よろしくお願いします!」
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