第一章

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キーンコーンカーンコーン やっと終わった なんで授業なんか受けなきゃいけないんだろう。めんどくさいのに... 早く帰ろう。そう思って机の横にかかっていた鞄を手に取った ?「空、帰ろうぜ」 ?「うん」 頭の上から声が聞こえた 私は如月空(そら) 今年高校に入学した 話しかけてきたのは朝霧翔(かける) 私たちは幼馴染で毎日の登下校を共にしていた 翔「お前、今回の試験どうだった?」 空「まぁ普通かな」 翔「そっか、お前で普通なら俺はもっと頑張らないとなぁ」 空「そうかもね?」 翔「うわ、ひでぇ!そこは慰めてくれよ…」 長い廊下を通り過ぎて下駄箱で靴を履き替える 早々に教室を出てきたからだろうか。辺りに人は少なく、やけに下駄箱を閉めた音が響いた気がした
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