第一章

3/5
前へ
/105ページ
次へ
学校をでてからも翔はずっと喋っている。よくそんなに喋ることあるなぁなんて思いながらも時折相槌を打ちながら翔の話を聞いていた 翔「空さーん、俺の話聞いてる?」 空「うん、うん」 翔「聞いてないよねー」 空「うん、うん。ん?」 翔「まったく」 空「ごめん」 少し眉を潜めながらも怒る気はないらしい翔に軽く謝った 空「それで何話してたの?」 翔「だから、」 流石に悪いと思って翔の顔を見るために顔を上げた 丁度夕日が綺麗なこの時間帯。夕日が沈む姿が何故か懐かしい感じがする。なんでだろうだと思いながら眩しくて目を細めた 翔「お前、今日あれあんの?」 空「残念ながら」 翔「まじか。俺もだ」 そんな話をしながら公園の近くを通った 公園の入口付近から道路にボールが転がっていく。たいしたスピードではない。道路まで行くかどうかというくらいだ
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加