第八章

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空「私が誰かと試合して大丈夫ですか?」 土「あぁ、そうだった」 くそ、と小さく呟かれた声はバッチリ聞こえてしまった 迷惑をかけてしまっている どうすれば、いいだろうか その時ぱっと閃いた 空「沖田さんとか斉藤さんなら私のことご存知ですし、いかがでしょう」 土「あいつら刀しか使わねぇぞ。お前が得意なのは刀じゃないんだろ?」 空「こちらでは殆どの方が刀ですし、刀を相手にどうすればいいのか1度試して見たいです」 土「ならいいか」 空「お許しいただけるなら是非やってみたいです」 土「わかった、やってみろ。まぁ怪我しない程度にな。取り敢えず今日は暗くなるし明日。歩も来れんだろ」 空「歩さん明日は来られるんですか?」 土「あー、おう」 歩さんと同じく言葉を濁した副長 これは歩さんがオシゴトでもしているのかもしれない 空「そうですか。じゃあ沖田さんと斉藤さんに話してみて相手をしてくださる方とやってみますね」 土「あんまり他の奴らに見つからねぇようにな」 空「承知しました」 名高いお2人とやるのは少し怖いけどただの試合だし挑戦してみたいと思った 明日が楽しみで思わず笑ってしまった
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