第三章 駆け抜けろ青春

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「…まあ、そうだよな」 猫に着いていくと、やっぱり昨日と同じ開けた場所に出た。 そして案の定というかなんというか… やはりベンチには猫の山ができていた。心なしか昨日より大きいような気がする。 しばらくボーッと猫の数を数えたりしていたが、いい加減に飽きた。 猫の模様ごとの集計まで終えてしまった。 「……おーい、山ー。俺と話そうぜ」 暇だったし、山は萌えキャラっぽかったので、近況をね。ちょっとききたいなと思ったんですよ。 俺は腐男子は腐男子でも、「俺は傍観者なんだ!」とか言ってないでいろんな人と関わって新境地開拓したい系腐男子だからな。 見てるだけじゃわからないことって多いし、そんなこと言ってるから総受けとかになるんだよ。 やっぱり山はぴくっとして、それに驚いた猫がバラバラとどこかへ逃げていく。 「山も逃げる側?」 「…お、れ……山…ちが……」 だと思ったよ! 無口だった!! ビンゴー!!!!
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