第二章 我が愛すべき王道学園

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「その前にまず食堂で腹拵えするか!」 「おぉっ!いいねぇ」 レストランみたいな食堂!王道だな! ……… 「こ、これは……」 爽と一緒に食堂へ向かう途中、いくらか視線を感じた。でもな、俺もイケメンだからあんまり鋭くなかったぞ。 「レストランじゃないか………!!」 そして食堂。 想像以上の(超高級)レストランぶりに思わず顔が引きつる。 なんだこりゃぁ… なんかシャンデリアがぶら下がってるし、やたら上品な白い階段があったりする。 「ん?どうかしたか?」 平然としている爽… 君もそちら側なのだね、俺は悲しいよ。 「…取り敢えず座るか」 「ああ!」 俺たちは爽のさわやかな微笑みと同じくらいさわやかな白いテーブルに着いた。 先程の階段も白かったせいで、食堂全体が白く発光してみえる。 「なあ、この学園ってもしかしてどこもこうなのか?」
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