第七章 アナタは風邪の子元気がない

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俺が手を握ると、眉間にシワを寄せて苦しそうにしていたアキちゃんの表情が和らいだ。 子供みたいだなぁ… アキちゃんが寝付くまでしばらくそのままでいた。 さて。 しばらくして俺は看病を開始した。 まず、タオルを濡らしてアキちゃんのおでこにのせた。 布団の上に毛布をかけた。 爽にアキちゃんが風邪引いたからポカリ買ってきてとメールをした。 そして…お粥を作り始めた。 焦げた。 信じられなかった。 俺は自ら招いたこの状況を信じることができなかった。 うまいふりをして鍋で作ったのがよくなかったんだ…! なんだよ始めちょろちょろなかぱっぱじゃなかったのか?! とても人に食わせられる代物じゃなかったので、これは自分用に分けて、また作り直した。 今度は変な小細工とかなしで、きちんとインターネットを見ながら作った。 はじめの失敗のせいで、アキちゃんが眠りに就いてからそこそこ時間が経っていた…
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