第七章 アナタは風邪の子元気がない

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おはようございます、PM八時です。 風邪は収まる気配を見せませんが、アキちゃんの気配は感じます。 「……起きたのか。飯取ってくる、待ってろ」 アキちゃんはずっと手を握っていてくれていたらしい。感動! 「ほら、食え」 な…なんということでしょう。 爽からもらった大根と白菜です。 風邪で味覚が変だからくわしくはわからないけど、大根のなんか甘いのと、白菜のスープが出された。 あぁそうか、幼馴染み食だったのか… すまぬな俺には作れない。 普段ならもっと萌え萌えきゅんなんだろうけど、流石に今は気だるさの大勝利である… ボーッとしていたらアキちゃんがあーんしてくれた。 俺がしたことをやり返しているのか?愉快な状況だ… 「大丈夫か、食えるか」 あぁ、アキちゃん甲斐甲斐しい! やっぱ嫁にするならアキちゃん一択… なーんて馬鹿なことを考えていたら薬を出された。 自慢ではないが俺は薬をうまく飲めない! 喉に詰まった感じがするのだ! まぁ飲むけどさーあ あーこれが俺じゃなかったらホモ的口移し飲み楽しみにするのになー
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