第七章 アナタは風邪の子元気がない

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そっからまた寝た。 睡眠はとても大切なのである。 アキちゃんは側にいてくれた。 やっぱりアキちゃんは天使力高いなと思った。 次の日目覚めたら、風邪はすっかり治っていた。 薬とアキちゃんの愛情(はぁと)のお陰かな… 「おはよ、アキちゃん」 こうして素敵な朝を迎えた。 そして二人して病み上がり状態だったため、年越しをこの寮ですることが決まった。 やったねアキちゃん! いつ帰ってくるの?と母親から来たメールに帰らない旨を添えて返信する。ソーリーマイマザー。 この日は一日家にいて、昨日アキちゃんが作ってくれた幼馴染み食の残りを食べたりした。 曰く、爽のお母さんがよく作ってくれたらしく、爽が好きだったから練習したらしい。 あっ…ホモだねサンキュー。 次の日、俺がお正月は餅食いたいとか言ったので、学校の敷地にあるスーパーに行った。 ついでに年越し蕎麦も買った。 アキちゃんなら蕎麦こねるとこから始めそうだよねと言ったら、そんな面倒なことするかよと返ってきた。 できないとは…言わないんだね。
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