第八章 クソガキちゃんと!

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「来週の高等部見学についてだが、校舎の案内は湊と陸と海、そして逢坂に任せてよいだろうか」 「「オッケー!」」 「おう」 「了解しました」 放課後、生徒会室で話し合い中なう。 恒例行事ではあるが、何せマンモス校であるため中等部三年生が大変に多く、様々な対策が必要らしい。 面倒事は迷子に盗難、強姦………挙げればキリがないとのこと。 名門聖ヶ丘において非常に嘆かわしいことである…とは、副会長の談である。 金持ちも盗難なんてするんですかと聞いてみたところ、金目的ではなく、ファン意識的な?ものによるものらしい。 人気者も大変だね。 「残った俺と千と純は、風紀委員会と連携して治安の維持にあたる」 「やったぁにいちゃんと一緒だ~!!」 「え?純って兄ちゃんいたの?」 「違うよぉ。ブンにいちゃんはねぇ、おれの幼馴染なんだ~」 ブン兄ちゃん…? と思ったら双子がフォローしてくれて、九頭竜先輩のことであるとわかった。
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