第八章 クソガキちゃんと!

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会長と風紀委員長(警護役らしい)が真ん中、他の生徒会と風紀委員はそれぞれのポイント前で待機。 ちなみに一グループ七、八人で回ってもらう。 俺は初めのポイントの係だったんだけど、これ地味に疲れるんだな… やっと最後のグループだ… 「やった、着いたよ!謎の役員さまがいらっしゃる!!」 「あれ」 「あ、先輩ー、どもっす」 また会ったなとか言っているとヒソヒソ声が聞こえる。 同じ班のチワワ組がどこで知り合ったの?とか、あんな変な男がどうして?とか言っている。 やっぱり変な奴扱いなんだな。 「じゃあ、高等部について教えてあげましょう」 中等部も高等部も大して変わらないから、看板に書いてあるようなことはあちらも知っているはずだ。 とのことだったので、担当の人員が適当な雑学を添える。 「数学科に凄いイケメンの先生がいるんだが、この人実は二ノ葉双子と従兄弟だ」 「えっそんな…」 俺はぶっちゃけそんな大したこと言えないので、取り敢えず生徒会を絡めたどうでもいいことを話していたのだが、これが意外とウケがいい。 チワワの一人に双子ファンがいたらしく、何故か彼は倒れた。
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