第八章 クソガキちゃんと!

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「やっぱ、良いの置いてるんすね。他の役員さんたちからも貰ってきます」 「ストップストップストップ!」 いい笑顔で言い切って走り出した竹一くんを追いかける。 竹一くん足はええ! イケメンであるこの俺が、追い付けない…だと…!!? 狭くごちゃごちゃした迷路を全力で駆け抜ける。こんな全力疾走久し振りだぜ…! やたら発言のキツい風紀委員(絶対後で嫌味謂われる)の前の大豆を鷲掴みして貪り食いながら竹一くんは走り続ける…! 双子、純、副会長の前を通過し、ついに会長前! 竹一くん、急停止!!!! 「ぅおっと」 「先輩!!」 「足はえんすね!お疲れさまっす、ちょっと分けてあげますね」 竹一くんから大豆(三粒)を貰った。 ポリポリと食べた。 意外といけた。 「オレ、足の速い人好きなんすよね。来年からよろしくお願いします」 …どうやら竹一くんに気に入られた、らしい?
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