1829人が本棚に入れています
本棚に追加
/204ページ
「やっぱ、良いの置いてるんすね。他の役員さんたちからも貰ってきます」
「ストップストップストップ!」
いい笑顔で言い切って走り出した竹一くんを追いかける。
竹一くん足はええ!
イケメンであるこの俺が、追い付けない…だと…!!?
狭くごちゃごちゃした迷路を全力で駆け抜ける。こんな全力疾走久し振りだぜ…!
やたら発言のキツい風紀委員(絶対後で嫌味謂われる)の前の大豆を鷲掴みして貪り食いながら竹一くんは走り続ける…!
双子、純、副会長の前を通過し、ついに会長前!
竹一くん、急停止!!!!
「ぅおっと」
「先輩!!」
「足はえんすね!お疲れさまっす、ちょっと分けてあげますね」
竹一くんから大豆(三粒)を貰った。
ポリポリと食べた。
意外といけた。
「オレ、足の速い人好きなんすよね。来年からよろしくお願いします」
…どうやら竹一くんに気に入られた、らしい?
最初のコメントを投稿しよう!