第八章 クソガキちゃんと!

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「………ぁっ、…ひっ、は、ぁ…」 うーん聞こえてきましたねー。 千のナビゲートによって走るたび、声が大きくなってくる… 流石の俺も本物を見るのは初めてなので、興奮とかそんなのより緊張が大きい。 そもそも多分事件だしねこれ。 「あっあ、…も、や、ぁあ…っ」 「オラッここがいいんだろ!」 もうだいぶはっきりと喘ぎ声が聞こえる。 そこまでだぞ!801モブ!! 「…とき、」 「どうした千」 「お、れ、無理…とき…」 千が縋るように名前を呼んでくる。 走っているのに千の顔は真っ青だ。 こういうやらしいことに耐性がないというか…………トラウマ持ち? 「わかった。ここで待ってろ」 到着!!姿確認!!! 801モブは高等部二年! 被害者は中等部生の模様です! 「そこまでだ!」 俺はヒーロー然として飛び出した。
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