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なんとか高等部見学を終え、生徒会と風紀委員会合同の祝賀会が開催された。
祝賀会ってなんだっていう話だよな。
一体何を祝うんだ。
「では、今年も高等部見学を終えることができたことを祝って、乾杯!好きなだけ飲み食いしたまえ」
なるほどそれか。
無事終えることができたとは言わないんだな。
その通りだけどさ。
祝賀会。
うーん、学生が開いた祝賀会とは思えない規模である。
なんか…ビュッフェ?バイキング?
違いがちょっとわからないけどなんかそういう立ち食い形式のパーティーだ。
凄いぞ。なんかリッチな魚介類とか高そうな分厚い肉とか、ヤバイぞ。
俺は毎日アキちゃんのご飯を食べていたからこそ、ここまで庶民の感覚を捨てずにいられたんだなと改めて思った。
千は一人でちまちまとメロンをつついている。
「どうした、食欲ないのか?」
「…ん」
具合が悪い様子もないし…何かあったのかな。
心配だ。
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