第八章 クソガキちゃんと!

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そのあとしばらく俺も豪勢な食事をしていたが、やっぱり自分を抑えられなくて祝賀会会場を出た。 千の秘密の場所に行ったけど、そこにいたのは歩き去る猫だけで、千はいなかった。 猫を追いかけてみた。 でも行き着いた先には猫の巣があっただけだった。 ……… 暗い気持ちで自室へ戻る。 …千のあんな顔は初めて見た。 純は何か知っているのか? だから俺を止めたんだろうか。 明日謝って、何があったのか聞こう。 そう考えたところで寮の自室へ到着。 玄関に何か紙が置いてある。 なになに…? 『さっきはごめんなさい。最近怖いことがあって、小さい頃のことを思い出してしまっただけだから、ときは悪くないよ。ごめんなさい。ごめんなさい。』 震える文字で書いてあった。 普段の千の流れるような美しい文字とは真逆の、ポツリポツリとした文字だ。 最近怖いことがあって…? やっぱり何かあったんだ…!! 千を助けたい。そのために話を聞きたい。 俺は玄関を開けた。 「ただいま」 「おう」 千は今一人きりなんだろうなと思った。
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