第九章 二人目の転入生

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「ええとー、ははは。敬語使わなくていいよ。あと、なんだ。別におかしくなくないか?」 三枝くんから溢れ出るヤンデレ彼氏感に俺はどぎまぎしていた… なんなの?嫉妬なの? 二人だけの秘密だと思っていたところに俺というモブが現れて千を奪った(いや奪ってないけど)ことに対する嫉妬なの? さっきから目だけ笑ってなくて怖いんだけど…? 「じゃあ止めるけど。いやおかしいんだよだって千はオレのものじゃん?それなのにアンタが隣にいるっつーことが既におかしいんだよ」 「お、おう…」 そうとしか言えなかった。 迫力があった。そのせいでなにも…言えなかった………(言い訳) 「えーっと、あとあの…千のストーカーってまさか三枝くんじゃないよね?」 「ストーカー…!?ずっと見ていたのにそんなもの…っ!」 「あ、わかりました」 ストーカーは三枝くんでした。 千はこの事を知っているのだろうか? お見舞いにかこつけて偶然を装いかつそれとなく聞いてみよう。
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