第九章 二人目の転入生

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……… 「お前どうして呼び出されたかわかってる?」 「俺が千と仲が良いから?的な?」 「わかってんじゃん。消えろよ」 右フックーっ! ついに暴力沙汰です! 「うおっ、危ないなぁ」 俺のトレーニングの成果、ご覧あれ… ……… 三枝くんの右の拳が飛んでくる。利き手は右かな。 俺は華麗に避ける!避ける! 「避けてんじゃねーよ!」 「いや避けるだろ!」 千の友達だから殴り返すのにも気が引ける。 その為俺は飛んでくる殴る蹴るの攻撃をひたすら避け続けていた。 ただ、これだとじり貧だ。 一発当てられた途端体勢が崩れてタコ殴りにされるのは目に見えている。 二次元的な手刀ができればいいんだけれど、アレって意外と難しいらしいんだよなぁ。 た、試しに挑戦してみる…か… 隙を見計らってー 「せいっ」 「は?なンのつもり?」 「でーすよねー」 流石の俺の目も死んだ。 ごめんな千。お前の友達をちょっと殴らせてもらうぞ。 「おいお前ら、来い」
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