第九章 二人目の転入生

19/26

1829人が本棚に入れています
本棚に追加
/204ページ
「…は?」 もう言葉が出なかった。 ぞろぞろと目の前に表れたのは沢山のガチムチ系やおいモブ… ひぃふぅみぃ…ええと、ざっと十人はいるだろう。 いくら俺が鍛えているとはいえ俺一人ではせいぜい二人か三人が限界だろう。 なんせ俺は実践経験が殆どない!これは致命的である… もー!かっこつけたかったのに!!!!! 「何。お前たち、俺に乱暴するつもり?エロ同人みたいに?」 ふざけなきゃやってられなかった。 取り敢えず言葉での説得は試みるつもり…です。 「俺これでも一応生徒会役員だよ。お前らどうなるかわかってる?退学か?停学か?将来に悪いぞ」 おおーっと逢坂選手、ここで必殺技発動だー!! 『権力をひけらかす──show off my power──』 情けない!情けないぞ逢坂選手ーッ!! それは悪のやられ役たちによって長い間受け継がれてきた禁断の技ッ 情けないーーーーーッッッ 「はん、もうどうだっていいんだ俺たちゃンなもん。何てったって俺らはならず者だから、なぁッ」 しかも効いておりませーん! ただ自分の株を下げただけに終わったぞー! さて、ここからどうするー??!
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1829人が本棚に入れています
本棚に追加