第九章 二人目の転入生

22/26
1828人が本棚に入れています
本棚に追加
/204ページ
「王道!?」 「あ、アイツは紅蓮の蒼龍の元総長、純白の堕天使(ホワイトブラック)!!!???」 「どうしてアイツがここに!!!」 「アイツは今行方不明で仲間たちが血眼になって探しているんじゃなかったのか??!!!」 結局何色なんだよ! え、ていうか王道は結局王道だったの? あるあるのオンパレードなんだけど?? 「おいお前ら!聞こえなかったのか??!俺の時頼から手を離せって言ってるんだ!!!!」 はは… お前そんなこと言ってないよ… 助かった。 王道がきたというただそれだけで、俺場違いな安堵感に包まれていた。 「くそ、お前ら、数で押すぞ!」 「無、駄、だっ!!」 それからの王道は凄かった。 月並みな表現だが、まるで舞うようにやおいモブたちを捌いていった。 流石は紅蓮の蒼龍?の元総長!さっぱり知らないけど! 軽やかに動く王道のパンチはとても重たく、殴ったときの効果音が恐ろしいことになっている。 俺が二三回殴っても復活していたやおいモブは、王道が一発殴るだけで戦闘不能に陥る。 嘗めてたわ。 想像以上に強くて笑えてくる。 あと俺お姫様過ぎて微笑んじゃう!
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!