第二章 我が愛すべき王道学園

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「やあ、はじめまして」 はい、来ました! 王道その一、さわやか君です。 「俺は早瀬爽!君は?」 まさに絵に描いたようなさわやか君… 名前これ嘘だろ名簿プリント貰ったけど漢字これ… 「逢坂時頼だ。初めまして」 「ああ!寮でもお隣さんだな。よろしく頼むぞ」 「えっそうなの?」 さわやかに笑われてしまった。 焦げ茶色であるはずなのになぜか透明感すら感じる短い髪の毛をさわやかに揺らして笑う早瀬は間違いなくイケメンだった。 はい、寮な。 この席の前後の人が同室となるらしい。 一番後ろの俺と早瀬は列が隣同士だ。なるほどなるほど何とも言葉にしづらい… つまり寮の部屋割りは席を「∪∩∪」こういう風に見ていっているんだな。 「君の同室は休みか…」 「あー、つか時頼でいいよ」 「本当か?じゃあ、俺のことも爽ってよんでくれ」 「おう」
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