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第67話 売られた喧嘩は……
屋敷に帰って本を読みながら待っていると帰ってきた。
里中に貼られていたチラシを持って
アッシュ「これさ、スッゴい宣伝されてるけどどんな祭?」
リン「百年に一度の祭りです
各種族の代表者一人か二人で戦って里の主を決める祭りです
戦えない妖怪もいますが大概が参加してます」
てことは……百年前に勝ったから今はリンが里長なのか……
リオン「前回は母さん一人で勝ったんだよ」
ユキ「一人で!?Σ」
リン「あの頃は若かったのですがまだまだ現役です!」
アリス「女は強しってことね♪」
嬉しそうに薙刀を持って振り回す。
見た目はのほほんと優しい雰囲気なのだがやはり人は見かけによらず……。あ、いや人じゃないか
ノア「今年も一人で?」
リン「はい。リオンはまだ子供なので
いやぁ、お祭りが楽しみですね」
アッシュ「勇ましいよ……(苦笑)」
自分の身の周りの女性達が勇ましすぎる気がする……(苦笑)
アリスがおやつが欲しいと言われ、アッシュとノア、道案内にリオンを連れて行く。
その道中、猫又の子供が大きな妖怪二人に囲まれていた
?「や、やめてよ!!返してぇ!!」
「″やめてよ~″だってよぉ~(笑)」
「猫又は戦えないんだからよ。黙ってすっこんでろww」
猫又のモノなのか紙を持っている。あれを無理矢理取り上げたのかな……
すでに変化(ヘンゲ)していて目付きがキレているノアはアッシュにボソリと呟く
ノア(猫又)「………師匠ぶっ飛ばしていい?(怒)」
アッシュ「うん。いってらっしゃい」
ノア「じゃ、行ってきます(怒)」
返事を聞いてすぐに走っていった。
リオンは苦笑しながらボコボコにされるであろう妖怪達に気の毒さを感じる
リオン「……まぁ、あいつも猫又だから、バカにされる気分なんだろうなぁ……(苦笑)」
アッシュ「だね……(苦笑)」
猫又をいじめている妖怪がしつこく″返して!″と言う事にだんだんイラついているのか今度は首根っこを掴み、持ち上げ、拳を構える
「猫又なら猫又らしく
はしっこで縮こまってろ!!」
?「ひっ!?」
ノア(猫又)「猫又が何だと?
もっぺん言ってみろ」
寸前のところで拳を掴み、猫又の子供を引き剥がす。
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