第66話 彼からの警告

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……こいつも普通に笑うことがあるんだな。小馬鹿にされたようにしか笑いしか見たことがないし…… グレン「だったら戻った方がいいんじゃないのか? 私と話していたところで何もないだろ それとも私が今からアッシュを訪ねてやろうか?」 エド「結構。」 クスクスと笑いながらエドの横を通り過ぎる グレン「では、私はさっさと出よう それと……あまりこの国に長居しない方がいい」 エド「何が言いたい?」 グレン「妖怪の中には″悟り″を使う者もいる 人間とバレればタダじゃすまない。喰われることもあるのだからな だからアッシュは周りを警戒している」 エド「そう……なのか?」 グレン「気付かなかったのか?」 エド「…………」 正直、そんな様子がなかったから気付かなかった。言えばいいのに…… グレン「まぁ、気を付けろ あと、お前身体弱かったな。瘴気の強い妖怪には近寄らないことだな」 エド「余計なお世話だ……!!」 苛つきながら怒鳴るように言うとまたクスッと笑いながら闇に消える だけど、アリスと同じ能力を持った妖怪がいるとは初めて知った アッシュはいつもと変わらないように見えていたが警戒しているとは…… 私も気を付けなければ アッシュに余計な心配をかけるのもよくないし、早めに屋敷に帰ろう……  
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