第67話 売られた喧嘩は……

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「何だこいつ?」 「邪魔なんだよ!! この猫又のくせにっ!?Σ」 ノアのなかでプツンっとキレたのか容赦なくボッコボコにする。そのまま倒れた妖怪達を足蹴にしながらべーっと舌を出す ノア(猫又)「猫又ナメんな(怒)」 ?「あ、ありがとう……ございます……」 ノア「ん? 参加申込書?祭りの?」 取られていた紙を見るとそう書いていた。確かチラシと一緒に入ってたような気がする ?「う、うん…… 僕も……しようかなって……。でも、よ、弱くて……ごめんなさい……。」 ノア「弱いなら修行しろ。俺も弱いから修行中なんだ」 ?「あんなに強いのに!?」 ″もちろん。″と、言いながらこっちに来たアッシュにノアは嬉しそうに振り向く。 アッシュ「終わった? ノア」 ノア「終わったッス、師匠♪」 アッシュ「じゃあ行こうか リンやアリス達が待ってるよ」 ノア「はい」 ?「あ、ありがとうございます!!」 ノア「ん」 子供の猫又はノアにキラキラと目を輝かせながらその場から離れていく。 ボコボコにされた妖怪はアッシュの言葉にピクッと耳を動かす 「リン、だと……? あの女鬼の仲間か……。くそっ……覚えていろ……」 その呟きは誰にも届かなかった  * * * お菓子も大量に買ってきた事で、アリスも上機嫌。 ふと、あの猫又が持っていた参加書を思い出す アッシュ「でさ、祭りっていつなの?」 リン「三日後です それまで鍛えてる方も多いのですよ。今年は参加者が多いみたいですから」 アッシュ「へ~」 ノアとリオンと目があった。たぶん買い物中のことを話すかどうかだろう。アッシュは口元に人差し指を置いて″しー……″とニッコリ笑いながらやると二人は黙った エド「お前も出たらどうだ?一応鬼だろ」 アッシュ「いやいや、僕は出ない~♪ だって僕らただの旅人だよ」 エド「断る」 アッシュ「ほら~」 顔を逸らして、新聞を読み始める。
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