第六章 なぜ少年は戦えるのか?

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鞄をおいて、リビングへ ディエチ「零、おかえり」 零「ただいま!今日鍋だよね!なんか手伝う?」 ディエチ「もう野菜も全部切ったし、大丈夫だよ。今日も練習いってたの?」 零「うん、あっノーヴェ姉さんに内緒ね!勝手に練習やったら怒られ「ほー、詳しく聞かせてもらおうか?」げっ」 声かけられ振り向くと・・・ ノーヴェ「なにか言うことは?」 零「た、ただいま?」 ノーヴェ「違う!」 ゴツン! おおよそチョップには聞こえない音を発するチョップが零の頭に決まる。 零「痛ぁっ!」 ノーヴェ「いつもやり過ぎは良くないっていってるよな?」 零「ぐ、ぐぁぁ・・・で、でもちゃんとリスタにも見てもらってたし・・・」 リスタ「やり過ぎない程度の運動量に押さえておいた・・・勘弁してやってほしい」 ノーヴェ「・・・はぁ、分かったよ。後でなにやったのか報告しろ、それとリスタ映像あるか?」 リスタ「ノーヴェに言われた通り保存しておいた」 零「ふふん、ちゃんと言われたこと守ってるよ」 ディエチ「勝手に自主練してる時点で守ってないことに気づこうね」 ノーヴェ「まったく、汗かいたんだろ?風呂入ってこい、報告はその後でいいよ」 零「はーい」 風呂に向かう零 ディエチ「零が頑張ってるのは嬉しいけどちょっと焦りすぎかな?って感じ?」 ノーヴェ「そうだな、けど前とは違って漠然とやってるんじゃなくて目標を持ってやってるし、あいつ自身強くなってるって実感を持ってやってるし、前よりかはいいと思う。」 ディエチ「零は目標を決めたら一直線だね。いったい誰に似たのか・・・」 ノーヴェ「割りと心当たりが多いんだよなぁ」 ・・・ 零「あーさっぱりしたー」 リスタ「こら零、ちゃんと髪を拭け。風邪を引くぞ。」 零「うるさいなぁ・・・ん?」 リビングでは投影ディスプレイにギンガが写っていて今家にいる家族と話しているようだった。 零「なになに?もしかしてギンガ姉さんと父さん今日帰ってこれないの?」 ギンガ『零君!風呂上がりかしら?』 ディエチ「あっ、髪まだ濡れてる。ほらこっち来て」 ディエチに頭を拭かれる零 零「んあー」 リスタ「だから言ったんだ全く」 零「それで、どうしたの?」 ギンガ『!、そうねとりあえず今日はもう帰るからご飯は待っててね。それと伝えなきゃいけないことがあるの。零君にも少し関係あるから話しておくわ。』
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