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零「伝えなきゃいけないこと?」
ギンガ『そう、連続傷害事件のことなの』
ノーヴェ「どゆこと?」
ギンガ『正確にはまだ事件ではないんだけど、被害者は主に格闘系の実力者、そういう人に試合を申し込んでるの』
零「格闘系?」
ノーヴェ「試合で傷害ってことは・・・フルボッコってわけ?」
ウェンディ「あたしそういうの知ってるっス!喧嘩士!ストリートファイター!」
ギンガ『ウェンディ正解、そういう人たちの間で話題になってるって。被害届が出てこないから事件ではないけど、皆も襲われたりしないように気をつけてね』
零「うん、気をつける」
ノーヴェ「つーか来たら逆ボッコだ」
零「うん、逆ボッコにしてやる」
ディエチ「こら零、それにノーヴェも」
チンク「頼もしいな。これが被害者の写真か?」
ギンガ『えぇ』
ディスプレイの映像が切り替わり、写真が写った。
ギンガ『自称覇王イングヴァルト』
壁銀の髪ににバイザーを着けた一人の女性と倒れる男性
ディエチ「!、それって」
零「?」
ギンガ『そう、古代ベルカ、聖王戦争時代の王様の名前』
零「この人が」
ギンガ『とにかく気をつけてね。零君もあんまり遅くまで外にでないこと、なにかあったらすぐに逃げて助けを呼ぶこと、分かった?』
零「うん」
ギンガ『よろしい、それじゃあすぐに帰るわね。』
プチン・・・ディスプレイが消えた。
・・・
零「んー」
ノーヴェ「なんだ?どうしたんだ?」
零「あ、姉さん。覇王イングヴァルトってなに?」
ノーヴェ「それか、歴史の授業でベルカについては習ったか?」
零「うん、古代ベルカ・・・いっぱい戦争があった時代で聖王って人が止めたって聞いた。」
ノーヴェ「そう、その時代には聖王以外にもたくさんの王がいた。その一人が覇王イングヴァルトだ」
零「そうなんだ、じゃああの写真の人ってその人なのかな?」
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