第六章 なぜ少年は戦えるのか?

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零「姉さん達と後ヴィヴィオ、あのイクスって人のお見舞いにいくんでしょ?俺が行ったら邪魔じゃないかなって」 イクス・・・イクスヴェリア、ベルカ時代の王の一人であり過去の事件で現代に甦り・・・今は眠っている女の子 スバルやヴィヴィオ、そしてノーヴェ達の友人である彼女のお見舞いに明日向かうのだ 零も一度ついていったことがあった。 零「よく分からないけど、あの時間は大切な気がする。皆がイクスさんに声をかけて、触れる時間は大切なんだ。そこに関係ない俺がいたら邪魔じゃない」 ディエチ「んー、言いたいことは分かるんだけど、気にしすぎじゃない?」 零「いーの、俺が決めたことだから。それに折角の休みなのにぐっすり寝ないのは勿体ない!」 リスタ「それが本音か、絶対に起こすからな」 ・・・翌朝 零「ふぁぁ・・・おはよリスタ」 いつもより遅めに起床 リスタ「意地でも起きなかったな、何度も起こしたのに」 零「俺の勝ちね。さて朝ごはん朝ごはん~」 リビングにいくと机の上にラップされた朝ごはんが 零「皆もういったのか」 リスタ「当たり前だろう」 零「じゃあ合流するときまでなにしようかな、自主トレとか?」 リスタ「怒られるぞ」 零「うそうそ、起き抜けでそんなことしないよ。そうだ、俺のグローブだいぶボロくなったし見に行こう。」 リスタ「その他の用品も見ておいた方がいいなだいぶガタが来てるぞ」 ・・・スポーツショップ 零「んー、やっぱ高いね」 リスタ「まぁ子どもに買えるものではないだろう。」 零「そだね、今度ノーヴェ姉さんに頼もう。あっでもテーピング切れてるって言ってよな。これくらいなら買えるよ」 そういって手を伸ばす、その時 ガシッ 零「ん?」 ?「あっ」 零と同じ商品を掴んだ少女がいた。 ・・・ 零「えっとどうぞ」 テーピングを差し出す零 ?「い、いえ、私は他のものでも大丈夫なのでどうぞ」 零「いやいや貴女の方が早かったですし・・・っ!」 少女の顔を見ると見覚えのある髪だった。 零「(なんていうんだっけ?確か壁銀・・・この色って)「あの?」!はい!」 ?「だ、大丈夫ですか?」 零「大丈夫です!えと、なにかスポーツをやってるんですか?」 ?「は、はい。格闘技を少々」 零「!!、そうなんですか?年が近い人で格闘技やってる人って近くにあんまりいなくて・・・俺、ナカジマ零っていいます。」 ?「は、はいアインハルト・ストラトスと申します。」 零「アインハルトさんですか、またどこかであったら格闘家同士仲良くしてくださいね。それじゃ!」  アインハルト「あっ!」 少女、アインハルトの持っていた籠にテーピングを投げ入れて走り去る。
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